柴又ゼミナールの日記

葛飾区鎌倉にある塾です。都立高校受験・学校の中間期末対策が得意です。

子供たちの権利

皆さん、こんにちわ!!

柴又ゼミナール一講師です。

 

今回は塾長と教育の現実について話した会話の一つを紹介したいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

 

講師「塾長、今の子供たちの教育についてどう思いますか?」

塾長「ある意味では気の毒だね。」

講師「気の毒・・・?何が気の毒なんですか?」

塾長「それは教育の現場では子供たちの権利が奪われているからだよ。」

講師「子供の権利・・・?どんな権利ですか?」

塾長「失敗したり、間違う権利だよ。日本の教育は子供たちからこの権利を奪っているように思えてならないんだ。初めてすることなのに、正しく出来ることを要求しているように思えるね。出来ないと叱られるか、みんなの笑いものされたりする。それで出来る子供はいいかも知れないけど、できない子供にとっては苦痛でしかないだろうね。」

講師 「たくさん間違えたり、失敗したりしてもいいということですか? 」

塾長「逆に間違えたり、失敗して何がいけないのと言いたいね。こんなことが許されるのは若い世代の時以外、いつあるの。もちろん、明らかにやってはいけない過ちもあるけどね。それはまた別の話。間違えたり、失敗したということは何かの行動をしたという証明でもあるからね。何もしないよりもはるかにすごいことだよ。」

講師「なるほど・・・なんとなく理解できるような!!」

塾長「もし、その権利を奪われた子供たちはどうなると思う?」

講師「できる事しかしなくなるとか?」

塾長「そうそう、要は無気力で何もしない人間になってしまうと思う。このやる気のなさを本人のせいにしてしまうとその子にとっては最悪の状態になる。この状態から這い上がるエネルギーは相当なものだよ。」

講師「分かりました。多くの失敗を経験して、そこからたくさんの事を学びなさいということですね。」

塾長「そういうことです。今回は物分かりがいいね。指導する立場の人にはぜひ、このような姿勢で子供たちと向き合って欲しいですね。」

 

以上。塾長とのやりとりでした。

 

最期に格言を一つ

「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている。姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

 

学生の皆さん、たくさん挑戦してたくさん失敗してください。

それはあなたたちの特権です。この特権を行使できるのは今だけです!!

 

塾長に聞きました。成績を上げるのに最初にすべきこと!!

皆さん、こんにちわ。

柴又ゼミナール一講師です。

 

今日は突然、塾長に質問してみました。

 

講師 「塾長、テストの成績を上げるにはどうすればいいのですか?」

塾長 「え、学生時代に成績の悪かった人間にいきなりそんなこと聞くの?」

講師 「え・・・まあ、だってそうゆう仕事をしているのでしょ。塾長は」

塾長 「まあ、そうだけど。うーん、強いて言えば、よく食べてよく寝ることだよ」

講師 「・・・・」(無言)

塾長 「どうした。何か変か?」

講師 「むしろ、寝ないで徹夜して「勉強しなさい」と言うのかなと」

塾長 「そんなことして、成績を上げるなんて愚かな行為だね。

浪人時代にそんなことした記憶があるけど、効果は一瞬だったような気がする。」

講師 「なるほど、ということは健康な体が大切だということですか?」

塾長 「そりゃ、そうだよ。なにしてもそう、

何事も健全な体、基礎体力があってこそでしょうが」

講師 「そう言われれば、そうですね。」

(久しぶりにまともなことを言っているなと思っている一講師)

 

そういうことでした。皆さん、まずは学力を上げたかったら

     「よく食べて、よく寝ましょう」

柴又ゼミナール一講師でした。





新年、明けましておめでとうございます。

皆さん、こんにちわ!!。

新年、明けましておめでとうございます。

柴又ゼミナール一講師です。

本年も「柴又ゼミナール」をよろしくお願い致します。

 

今回はいつも必死に問題と格闘している塾生たちですが、時々、思わず笑ってしまう解答をする時があるので、どんな答えをしたのか書きたいと思います。

 

塾長『「子曰く、巧言令色、鮮なし仁」を現代語訳してみてください』

生徒『はい。』

生徒『子供が仰いました。巧みな話しぶりで、見かけだけにこだわるのは・・・』

塾長『いや、「子供」はそんな立派なこと言わないから。こんなことを仰るお子様じゃ、末恐ろしいよ。この場合の子は孔子先生のことだよ。』

 

ある生徒と塾長がこんなやりとりをしていました。一講師は思わず笑ってしましました。次のやりとりです。

 

塾長『「understand」 の意味は?』

生徒『えーと、「under」が「下」という意味で「stand」が「立つ」という意味だから「下に立つ」です。』

塾長『わかりました。できるものならば、やって見てください』

生徒『・・・・・できません。違う意味だと思います。』

塾長『うん。そんなことできないと思う。そもそも、どうするのかさえ分からない』

 

生徒もがんばっているようですが「understand」の意味は知っておいて欲しいですね。

読者の皆さんはすでに知っていると思いますが「理解する」という意味ですね。

 

次の英文を塾長が音読してから訳してもらったときのやりとりです。

「I read a book yesterday.」

 

 

塾長『「アイ レッド ア ブック イエスタデイ」』。この英文を訳してください』

生徒『はい。えーと、「私は赤」』

塾長『え・・・・・・・・・・・・』

塾長『・・・・・・・・・・・・・』

塾長『いや、違うだろう。それじゃ「私は共産党員です。」という意味になっちゃうよ。そもそも、 a book,yesterdayはどう処理したの?』

生徒『??????・・・・きょうさんとう・・・・???』

塾長『どんな思想を持つのも個人の自由ですが、それは大学に入ってからでも遅くはありません。今はもっと純粋な気持ちで勉強に励んで欲しいと思います。」

生徒『よく分かりませんが、分かりました。』

 

以上です。当塾のある日の風景でした。

 

 

試験の心構え~少し視点を変えてみよう~

みなさん、こんにちは。

柴又ゼミナール一講師です。

 

今日は中学校の定期試験が迫って来ている時期なので、塾長から聞いた試験の「心構え」や「対策」について書きたいと思います。

 

講師「塾長、試験についてのアドバイスを聞きたいのですが?」

ちょっと考えながら

塾長「うーん、そうだな。試験を実施する立場から考えるとヒントになるかもね。」

講師「試験する側の視点?試験を作成する側に立って考えるということですか?」

塾長「そういうこと。」

講師「それじゃ、具体的にどういうことですか?」

塾長「試験を実施する人がやってはいけないことが2つある。」

塾長「なんだと思う?」

少し考えながら

講師「試験の範囲以外の分野を出すことですか?」

塾長「いや、それはアリだよ」

講師「え、いいの。じゃあ何ですか?」

塾長「平均点が0点と平均点100点の試験は実施してはいけないんだ」

講師「なるほど」

 

塾長の考えは次のようなものです。要約します。

平均点100点の試験は全員が満点をとったということなので問題が簡単すぎる。逆に平均点が0点の試験は全員が解けなかったということなので問題が難しすぎる。このような結果は好ましくない。クラスの学力は正規分布に従うと仮定して、平均点を50点~60点程度になるように問題を作成する。

その場合の問題の構成は

     「誰でも解ける基本的な問題」       ・・・約30%

     「平均的な学力の人がある程度解ける問題」 ・・・約30%~50%

     「成績上位の人がある程度解ける問題」   ・・・約10%

     「誰も解けないような問題」        ・・・約5~10%

なので、それぞれの学力に見合った目標設定をすることが大切だということです。

いつも10点~20点程度の子は基本問題を落とさないようにすること。40点~60点の子は基本問題は必ず解き、標準問題もなるべく解くこと、70点~80点の子は難問に挑戦してそこから少しでも点数を取れるようにすること。

以上が塾長のアドバイスです。

孫子の「彼を知り己を知れば百戦危うからず」といったところでしょうか。

 

試験を受ける前はどんな問題が出るのか不安ですよね。

塾長曰く

「それは将来の不確実性からくる人間の普通の心理状態だよ。わからない状況は誰でも不安・心配・不愉快はつきもので、そういう状況と上手に向き合うことが大切じゃないかな。要は自分から逃げないこと。大丈夫、こと試験に関しては誰でも解ける問題が必ず出るのだから。」

 

講師「さすが塾長!!塾長自身も学生時代は相手の事情を理解して相当な点数を取っていたのですね。」

塾長「いや、前にも言ったと思うけど、学校のテストは赤点ギリギリだった。この仕事をするようになって、問題を分析したらこの結論に至った次第だよ。学生時代に理解していれば、もっと高得点をとって、もう少し器用に振舞っていたと思う。まあ、現役時代に結果を残せなかった人間が、指導者になって分かったようなことを言っているようなものかな!!」

講師「・・・(笑)」

 

どう返していいかわからない一講師でした。

 

みなさん、誰でも解ける問題は必ずでます。そう祈って勉強がんばってくださいね!

 

 

青春日記~塾長、田舎の進学校(高校)に入学する編~

みなさん、こんにちは。

 

柴又ゼミナール一講師です。

今回は塾長の高校時代についての話を書きたいと思います。

 

塾長の出身地は栃木県ですが、もっと言うと栃木の北の方です。

ある時、一講師は尋ねました。

一講師 「塾長の高校時代はどんな感じだったのですか?」

塾 長 「うん、高校時代はほぼブービー賞だったね。」

一講師 「・・?」

塾 長 「つまり、200回以上打ったということ!!」

一講師 「・・・・・?」

塾 長 「だから、OB・バンカー・スライス・ダフリの連続、おまけに池ポチャ。」 

一講師 「・・・・・・・・・?」

 

ちょっとよくわからないので、これから塾長から聞いた高校時代について詳しく書きたいと思います。

 

田舎育ちで栃木訛りが抜けない塾長ですが、少年時代はそんな田舎で育ち、中学時代は上位の成績だったので、地元の進学校と呼ばれる「〇〇〇高校」に合格したそうです。

(※進学校とは大学を目指す高校のことですね。)ただし、田舎の高校なので

「関係者が勝手に自称で「進学校」と呼んでいるだけ」(塾長談)だそうです。

 

塾長の高校での実績は下記の通りです。

成績の順位は、270人中267番(以下2名は不登校または行方不明)、

高校の定期試験では20点以上の点数を見たことがない、

化学の成績は、3(10段階評価で!!)、

保護者面談時に担任から「この成績じゃ、地球が反対回りになっても大学なんて行けませんよ!!」と言われ母親がうなだれながら帰って来た。

卒業と同時に母親が成績表を廃棄した。

などなど、実はまだまだあるのですがこれ以上のことは塾長のお気持ちを鑑み割愛します。

 

つまり高校時代の塾長は学校から見ると「絵に描いたような落ちこぼれ」、親から見ると「不肖の息子」といったところでしょうか。このことを遠回しに分かりにくい表現するのは「塾長のプライド」かも知れませんね。

 

ただし、塾長にも「言い分」があるようでその「言い分」を次の機会に書きたいと思います。以下は対話のやりとりの一部です。

 

塾長「高校時代の状況はなるべくしてなったんだ。真面目で素直な性格が幸いした。」

講師「???」

塾長「要するに世間知らずの純粋な坊やだった。高校の教師からしたらいいカモだった・・・〈続く〉」     

 



 

【中学2年生】英検3級合格!!

 


こんにちは。

柴又ゼミナール一講師です。

 

本校に通う中学2年生2名が

先日英検3級に合格しました!!!
英検3級は、中学卒業レベルです。(公式サイトより)
 
 
2人とも野球のクラブチームに所属し、学校と野球で
とても忙しい中で英検を取得しました。
2次試験と野球の試合が重なりどちらを優先するか
悩んでいましたが英検の2次試験を選択しました。
 
英検取得は都立高校入試の評定に
0.5ポイント加算できるので都立高校に一歩
近づきましたね!
 
今日は2人にどのように勉強したのか、
意識したこと頑張ったことなど
聞きたいと思います!
 
学生Aくんの場合
「まずは指導の先生から英語は英文法を学ぶことが必要であるとアドバイスを受けたので、真面目に英文法の勉強をやりました。自動詞・他動詞や品詞についてなど目からウロコでした。後は先生を信じて与えられたプリントをひたすら解きました。今の自分の実力では合格など信じられませんでしたが、合格通知をもらったときはとてもうれしかったです。次は準2級に向けて頑張ろうと思います。」
 
学生Bくんの場合
「なによりよかったことは先生が自分に合わせて、カリキュラムを組んでくれたことです。試験日までに何が必要なのか、自分の弱点はなにかなど様々な視点からアドバイスをもらい実践しました。簡単に言えば塾を信じて素直にがんばったことだと思います。」
 
2人に共通していることは「素直さ」だと思います。
 
塾長のコメントは
「うーん、結局は自分の力でがんばったということだよね。多分、我々の知らないところで必死にやっていたんだと思う。塾にちょっと来たからといってオイシイ思いはできないよ。」でした。
 
要約すると「素直さ」と「自分で切り開く力」ということですね。塾はその触媒として上手に利用する。そんなところでしょうか!!
 

 
 
 
 
 
 
 

「人生のアドバイス」~塾長の転機~

 


みなさん、こんにちは。

 

柴又ゼミナール一講師です。

今日は塾長から聞いた

「ありがたいご年配の方からのアドバイス

について書きたいと思います。

 

社会人として働いて数年経った頃に塾長は、ある人から

「人として、どのように生きて行くべきか」をテーマに「ありがたい、お説教」を頂いたらしいです。

 

ある人は言いました。

「いいか、お前、しっかりと汗をかいて生きていけよ。」

「そうすれば道は開けるぞ!!」

塾長は答えました。「はい、分かりました。ありがとうございます。」

(この話を聞いた時、一講師は「こんなことを言ってくれる人が回りにいるなんて塾長は幸せな人だなあ」と思いました。)

 

この言葉を聞いて、塾長は

今まで以上に真剣に仕事に励んだと思いきや・・すぐに仕事を辞めたそうです。

転職して新たな仕事に打ち込んだと思いきや・・・・・・・・・ 

 

就職活動はせずに、無職になったそうです。

 

無職になって何をしていたかをいえば、

塾長曰く「汗をかいていた」そうです。

「やはり人生の先輩のお言葉はしっかりと守らなければならないから」と。

 

一講師は尋ねました

「仕事もしないで何をしていたんですか?」

塾長「朝から温泉施設に行ってサウナで汗をかいていたんだ。」と答えました。

 

一講師は思いました。

「人生を舐めてるだろうと。そういう意味じゃないだろうと!!」

せっかくの言葉もこんな解釈されたらかなわないですよね。

 

無職になり、たいそうなご身分でのんきに朝からサウナに通って「いい汗」かいて過ごしていた塾長でしたが、数か月後には貯蓄が底をつき(「当たり前だろう!!」と突っ込みたくなりますが)、「いい汗」が「冷や汗」に変わり、サウナどころではなくなり、その後は必死に職探しをして、何とか現在の仕事にたどり着いたそうです。

 

塾長曰く

「この期間に得られたものは何もなかった。やっぱり人間には多少のストレスと緊張感は必要だよ。人生経験を積んだ人のアドバイスも当てにならないね 。」とのことでした。

 

一講師的には「その、ありがたい言葉を歪めて解釈したのは自分だろうが!!」と思いましたが、言っても仕方ないのでそのまま「ふーん」と返しました。

 

人生の出会いは様々ですよね!!本当に役に立つアドバイスをくれるありがたい人もいれば、役に立たないお節介なアドバイスをしてくる人(聞いてもいないのに!!)もいます。

 

一講師的には自分に「役に立つ」アドバイスなのか 「大きなお世話」なのかの判断力を養うために学生の時に「勉強」するのだなと思います。

 

つまり「地頭力を鍛える」ってことですね!!

皆さんも勉強がんばってくださいね!!

 

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