柴又ゼミナールの日記

葛飾区鎌倉にある塾です。都立高校受験・学校の中間期末対策が得意です。

試験の心構え~少し視点を変えてみよう~

みなさん、こんにちは。

柴又ゼミナール一講師です。

 

今日は中学校の定期試験が迫って来ている時期なので、塾長から聞いた試験の「心構え」や「対策」について書きたいと思います。

 

講師「塾長、試験についてのアドバイスを聞きたいのですが?」

ちょっと考えながら

塾長「うーん、そうだな。試験を実施する立場から考えるとヒントになるかもね。」

講師「試験する側の視点?試験を作成する側に立って考えるということですか?」

塾長「そういうこと。」

講師「それじゃ、具体的にどういうことですか?」

塾長「試験を実施する人がやってはいけないことが2つある。」

塾長「なんだと思う?」

少し考えながら

講師「試験の範囲以外の分野を出すことですか?」

塾長「いや、それはアリだよ」

講師「え、いいの。じゃあ何ですか?」

塾長「平均点が0点と平均点100点の試験は実施してはいけないんだ」

講師「なるほど」

 

塾長の考えは次のようなものです。要約します。

平均点100点の試験は全員が満点をとったということなので問題が簡単すぎる。逆に平均点が0点の試験は全員が解けなかったということなので問題が難しすぎる。このような結果は好ましくない。クラスの学力は正規分布に従うと仮定して、平均点を50点~60点程度になるように問題を作成する。

その場合の問題の構成は

     「誰でも解ける基本的な問題」       ・・・約30%

     「平均的な学力の人がある程度解ける問題」 ・・・約30%~50%

     「成績上位の人がある程度解ける問題」   ・・・約10%

     「誰も解けないような問題」        ・・・約5~10%

なので、それぞれの学力に見合った目標設定をすることが大切だということです。

いつも10点~20点程度の子は基本問題を落とさないようにすること。40点~60点の子は基本問題は必ず解き、標準問題もなるべく解くこと、70点~80点の子は難問に挑戦してそこから少しでも点数を取れるようにすること。

以上が塾長のアドバイスです。

孫子の「彼を知り己を知れば百戦危うからず」といったところでしょうか。

 

試験を受ける前はどんな問題が出るのか不安ですよね。

塾長曰く

「それは将来の不確実性からくる人間の普通の心理状態だよ。わからない状況は誰でも不安・心配・不愉快はつきもので、そういう状況と上手に向き合うことが大切じゃないかな。要は自分から逃げないこと。大丈夫、こと試験に関しては誰でも解ける問題が必ず出るのだから。」

 

講師「さすが塾長!!塾長自身も学生時代は相手の事情を理解して相当な点数を取っていたのですね。」

塾長「いや、前にも言ったと思うけど、学校のテストは赤点ギリギリだった。この仕事をするようになって、問題を分析したらこの結論に至った次第だよ。学生時代に理解していれば、もっと高得点をとって、もう少し器用に振舞っていたと思う。まあ、現役時代に結果を残せなかった人間が、指導者になって分かったようなことを言っているようなものかな!!」

講師「・・・(笑)」

 

どう返していいかわからない一講師でした。

 

みなさん、誰でも解ける問題は必ずでます。そう祈って勉強がんばってくださいね!